パチンコ店, 営業規制, 法令違反処分

遊技機の無承認変更の要点解説

パチンコ店営業の遊技機の課題

以下はホール営業(一般のパチンコ店営業)の場合の話です。

ホールで遊技機を設置又は部品変更を行う際は都道府県公安委員会に変更承認申請を行います。

その根拠条文は次のとおりです。

風営法第九条(風営法20条10項をもとに9条を読み替え)

第二十条第一項の風俗営業者は、遊技機の増設、交替その他の変更(内閣府令で定める軽微な変更を除く。)をしようとするときは、国家公安委員会規則で定めるところにより、あらかじめ公安委員会の承認を受けなければならない。

遊技機の設置も入れ替えも「変更」にあたります。部品変更も同様です。

 

無承認変更の違反リスクはあまりに大きい

もし承認を受けないで変更を行った場合は「無承認変更」と言われる風営法違反となります。

法令違反を受けた場合に公安委員会が行う行政処分には警察庁が定めた基準があります。

この基準に従えば、AからHまでのうちのA量定。

これは原則として営業許可の取り消しに相当し、何らかの事情がある場合にようやく営業停止となる違反です。

また同時に刑事罰の適用もありえます。

ここ数年の様子を見ると、遊技機の無承認変更では行政処分だけでなく、罰金刑を想定した書類送検が行われています。

無承認変更でよくあるケースとしては、入替申請の際に遊技機を取り違えた、承認を受けずに他の遊技機のホッパーと交換してしまった、といった事例がよくありますが、釘を調整することも無承認変更となります。

かつては「メンテナンス」の名のもとに一定の調整が許容されていたかのような見解もありましたが、釘が出玉性能に影響があることが明らかである以上、そのような見解が最早通用しない状勢になっているのだと思います。

無承認変更にもいろいろありますが、遊技機の部品変更と釘に関わるケースでは許可取り消しもありうる重大事件として扱われるケースが増えてきています。

その背景と対策にはいろいろ検討ポイントがあって簡単には説明できませんが、時代の変化に合わせて柔軟に対応すること、法令を根拠条文からしっかり理解しておくこと、社内体制を再検討することなど、課題はたくさんあります。

 

課題は「理解不足」ではありません

遊技機の無承認変更のリスクを軽減するうえで大事なことは、覚悟を決めてもらうこと。

これは経営者の方々の問題です。

答えは一つではありません。会社の置かれた状況によっても判断は異なるでしょう。

少なくとも、ルールを理解させて守らせればいい。といったような単純な発想では、無駄なばかりか、かえって危険がともないます。

遊技機問題は人事問題とも言われます。

企業風土や企業コンプラアンスト直結する問題です。なお、ここで私が言う「コンプライアンス」は、単純に法理を遵守すればよい、といった意味ではありません。

詳しくは、のぞみ総研の風営法担当者にお尋ねください。

 

無承認変更には問題点がたくさん

法律は変わってないのに、遊技機の取り扱いはここ数年で激変しました。解釈も取り締まり状況も変わりました。

え? そんな話は聞いたことはない?

はい、正式には変わっていません。しかし、実態が変わっています。ルールの扱い方がです。

それは人が変えたものであって、背景には世間というものがあります。

この変化をしっかり把握して対策を講じなければなりません。

なお、無承認変更という違反は風営法第9条からスタートします。

この9条にはいろいろ重大な問題があり、いつの間にかその犠牲になった店もありますが、ここでは触れません。

認定機の問題とからんで、今後いろいろな問題の火種になりえます。

そのあたりのことも、風営法担当者にお尋ねください。