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風営法についてやさしく解説

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のぞみ合同事務所 日野

<4>接待飲食等営業

(1)飲食・接待・遊興


飲食店

 飲食店は、主として注文により直ちにその場所で料理、その他の食料品または飲料を飲食させる事業所であるとされています。
 かつて特殊飲食店や社交喫茶という言葉が流行った時代に、飲食店が売買春や性的交渉の場として利用されやすかった経緯があり、現在でも「飲食店」という要素は風俗営業の種別を考えるうえで重要です。

 飲食店を営業する際には食品衛生法にもとづいて事前に許可を受けておかなければなりません。
 風俗営業のうち、1号・2号・3号の営業は飲食店営業である点において共通しています。
 このため、1号から3号までの風俗営業のことを「接待等飲食店営業」とも言います。

 接待等飲食店営業のうち、1号は 「飲食」+(「接待」OR「遊興」) の組み合わせでなりたちます。
 ・飲食 + 遊興 = キャバレー
 ・飲食(洋風の構造) + 接待 = 社交飲食店
 ・飲食(和風の構造) + 接待 = 料理店
 飲食サービスのみを行う営業において、客席が暗かったり(低照度飲食店)、客席が狭かったり(区画席飲食店)といった要素がある場合は風俗営業の2号または3号の営業許可が必要となります。

 深夜に主として酒類を提供する飲食店については、深夜酒類提供飲食店営業に該当し、都道府県公安委員会への届出が必要となります。
 これら以外の一般の食堂や喫茶店については、一定の場合に都道府県公安委員会が行政処分をだせる仕組みになってはいます。 


接待について

 風俗営業における「接待」は異性同士の大人のためのサービスです。接待が過剰になって性的サービスに移行すると、規制の度合いを強める必要があります。
 接待の定義について風営法では
歓楽的雰囲気をかもし出す方法により客をもてなすこと
と言っています。
 さらに警察庁解釈基準においては具体的に、

営業者、従業者等との会話やサービス等慰安や歓楽を期待して来店する客に対して、その気持ちに応えるため営業者側の積極的な行為として相手を特定して次のような(後述@〜D)興趣を添える会話やサービス等を行うこと。言い換えれば、単なる飲食行為に通常伴う役務の提供を超える程度の会話やサービス行為(ほぼ原文)>

とあります。

 かなりくどい表現ですが、通常の(歓楽的でない)営業との違いをハッキリしておきたいものと思われます。
 特にスナック営業の場合に、スナックのママが客と会話する行為が接待にあたるかどうかを区別しようとすると、その線引きとしてこのような表現にならざるを得ないとも思えます。
 
 よく「カウンター越しであれば接待にあたらない。」という話を耳にしますが、「カウンター越し」かどうかで判断できないことは上記の解釈を見ればお分かりいただけると思います。
 もちろん、客と従業者とが会話をしただけでただちに「接待」にあたるわけではありません。 客が「飲食提供」を超えたサービスを期待し、その期待に店側が応えてサービスを提供していれば「接待営業」にあたるのだろうと思います。

接待の線引きはかなり微妙な問題をはらんでいます。気になる方は、のぞみ合同事務所の風営法担当まで電話でお尋ねください。

ダンス規制は撤廃されましたが・・・


 かつて風俗営業の3号と4号の営業の無許可営業が摘発されることがありましたが、大阪高裁の判決により、これら営業に対する規制に憲法上の問題があることが事実上明らかになったことにより、風営法が改正された結果、「ダンス」を理由とした風俗営業規制が平成28年5月23日を最後に消滅しました。
 現在では、客にダンスをさせる行為は「遊興」の一部とされ、諷詠法改正にともなって新設された「特定遊興飲食店営業」では
  夜0時以降営業 + 酒類提供 + 遊興 = 特定遊興飲食店営業
 となり、営業を開始するためには公安委員会からの許可が必要となりました。

 ※ブログ「風営法について思う」 ダンス規制の解釈について思う
  



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