絵は誰のもの? その8

自分らしい表現を

ランジェロは自分で高価な印刷機を買うことにしました。

そして、自分の作品だけではなく、自分以外の画家や小説家、作曲家たちと話しあって、彼らの作品を印刷して売ってあげました。

しばらくして、ランジェロはすっかりびんぼうになったダルマロに出会い、ファイエット先生の最後の願いのことを、ダルマロに話しました。

それを聞いてダルマロは言いました。

童話の挿絵 運河のある街の風景

 「先生の絵と同じ絵を描けるようになって、先生にほめてもらえると思ったのに、(もう先生の絵を描くのはやめるように)と言われて、つい出て行ってしまったんだ・・・。」

 ダルマロは、自分がしてしまったことを後悔し、ファイエット先生の死をかなしんで涙をながしました。

 

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著作物とは

8-A ファイエット先生から「もう私の絵を描くのはやめなさい」と言われたことの本当の意味について。ファイエット先生がダルマロに言いたかったことは、なんでしょうか。

8-B 著作権法で保護されるべき表現とそうでない表現があります。著作権法が保護したいものはなんでしょうか。 


◎ヒント

・まねをするということは悪いことなのでしょうか。

・ランジェロもダルマロも、先生の絵を真似して上手になったのです。しかし、ランジェロは自分が描きたい絵を描くようになったのに、ダルマロはまねを続けて、それで商売をしました。

☆著作権の基本その3 著作物について